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新小1息子の日々の体験と学習の記録

家庭における探求学習

ここ最近、新1年生の保護者会や保育園最後の懇談会があり、また、個人的にも人と会う機会の多い時期を過ごしていました。

 

そんな中で、改めて家庭の教育方針を考え直すこととなったのですが、きっかけは小学校の保護者会でした。分かってはいたものの、公立小学校のモノの見方や視野の狭さに直面してしまいました。古い、と表現した方がよいかもしれません。正当にみえて矛盾を感じる学校のルールや先生の威厳といったところに特にそう感じました。それらを誇らしく語る教師陣にも、そんなかっこいいことではないのになーと思ってしまいました。そんな中で評価される子というのが、私のこうあって欲しい像とずいぶんかけ離れているように感じたのです。そんな中でも、おそらく子どもはのびのび自由に育っていくのだと思いますが....。

 

一方で、これは家での取り組みを見直さないと、と気の引き締まる思いでした。家ではもっと自由に大胆に学習をしたり、息子の好奇心から始まる学びを大切にしたい!と強く思いました。ちょうどドリルで、3つの数字の加算減算や、繰り上がり繰り下がりのある計算を進めており、意外とスムーズに出来ていることもあって、私が「もっともっと!」となっていたタイミングでした....。ドリルの進度にこだわるなんてやめよう、大切にしたいことは、

 

・息子の好きなことに夢中になれる余白時間の確保

・好奇心を大切にする。また、知的好奇心を刺激するような取り組み

・論理的・批判的思考ができるような親子での対話

・考えを言語化する習慣

・変化に柔軟に対応できるような姿勢・態度

 

つらつらと書きだしてみて、なんとなく、IBにおけるPYPの考え方を軸に家庭での取り組みを展開していくのはどうかなという結論にたどり着きました。専門家ではないので、いいなと思ったところを我が家なりに取り入れていこうかと思います。

 

IBの目指す学習者像としては、以下があげられていますね。

 

・探求する人

・知識のある人

・考える人

・コミュニケーションができる人

・信念のある人

・心を開く人

・思いやりのある人

・挑戦する人

・バランスの取れた人

・振り返りができる人

 

具体的には、年間を通して探究するテーマを1つ決めました。そのテーマを軸に、探究の過程で学んで欲しいこと、理解して欲しいこと、できるようになって欲しいこと、感じとって欲しいことなどを、IBの指導計画を参考に組み立てている最中です。IBの指導書に何度も出てきますが、学習する上で『児童がすでにもっている知識をベースに、新しい知識が結び付き、新しい意味が形成される』ということは当たり前のことのようで、とても大切なことではないかと感じました。とくに「すでにもっている知識」という部分。学んで欲しいことを唐突に提示するのではなく、身近な事象や息子の興味のあること、生活の中で得てきた知識からスタートするという考え方がとても腑に落ちました。

 

家の中にとどまらず、時には外にも出てこの探究活動を行っていきたいと思います。また、その探究の中で、タブレットでプレゼンソフトを使ったり、映像を作ってみたりもしたいなとも思っています。自分の考えや思いを表現する手段を増やしてあげられたらなと思います。

 

来年、再来年の探究テーマも先走って決めてしまったので、そことも行き来しつつ、まずは4月からの計画を早くまとめなくては。こういう作業が楽しい!